病院様ですのでクラウドカルテやマイナンバー・予約システムなどウェブからのアクセスが多いためUTMの設置をお勧め致しました。
*UTMとは
「Unified Threat Management」を略したもので、日本語では「統合脅威管理」あるいは「統合型脅威管理」と呼ばれています。
ファイアウォール、アンチウイルス、アンチスパム、Web(URL)フィルタリング、IDS(Intrusion Detection System/不正侵入検知システム)、IPS(Intrusion Prevention System/不正侵入防御システム)といったさまざまなセキュリティ機能を1つに集約することで、コストの低減を図りながら、システム管理者の負担を下げることができるのがUTMのメリットです。
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本来こうした脅威に対応するには、ファイアウォール(※1)、IDS/IPS(※2)などさまざまな手法を駆使しなければなりません。しかしそれらを個別に導入するのは、コストや手間の面から考えても非効率的です。また複数のセキュリティツールを並行して運用すると、相性の悪いものが出てくる可能性もあり、結果的に機能を十分に生かせないことも考えられます。そこで注目されるのが、UTMという選択肢です。
あらゆる脅威から会社を守るUTM
UTMとは「Unified Threat Management」の略で、日本語では「統合脅威管理」と訳されます。一台にさまざまなセキュリティ機能を搭載しているため、トータルでサイバー攻撃などの脅威から会社を守ることができるツールです。 例えばUTMでは以下のようなことができます。
不正アクセスやウイルスの侵入を防ぐ
スパムメール・迷惑メールを検知する
DoS攻撃(※3)などのネットワーク攻撃を防ぐ
UTMが選ばれる理由
UTMは一台で複数のセキュリティ対策ができる大変効率のよいツールと言えます。容易に一元管理できるため、手間が大幅に軽減されること、コストが比較的安いことも魅力です。つまりUTMの導入によって手間とコストをかけることなく、質の高いセキュリティ対策が可能になります。
※1 ファイアウォール:直訳すると「防火壁」。ネットワーク通信において、その通信を許可または拒否することで外部からの脅威に備える仕組み。
※2 IDS/IPS :IDSは「Intrusion Detection System」の略で、日本語では「侵入検知システム」と言い、不正アクセスの検知・通知を行う。IPSは「Intrusion Prevention System」の略で、日本語では「侵入防御システム」と言い、不正アクセスを防御する役割も果たす。
※3 DoS攻撃:DoSは「Denial of Services」の略。大量または不正なデータを送りつけて相手のシステムを正常に稼働できない状態にするサイバー攻撃の一種。
情報漏洩を防ぐ
サイバー攻撃者によるセキュリティ突破の手口は巧妙化しているため、従業員に悪気がなくてもうっかりマルウェアに感染してしまうケースも考えられます。それを防ぐには、Webフィルタリング機能が有効です。この機能によって社内ネットワークから外部の有害サイトへの接続を遮断するほか、業務とは関係のないWebサイトへのアクセスもブロックします。 こうして不注意による情報漏洩も防ぐことができます。
万が一の場合にも対応
もしウイルスなどに感染してパソコンが乗っ取られると、外部のWebサーバへの攻撃や、迷惑メール送信の「踏み台」として利用されるリスクが出てきます。そうした内部機器からの不正アクセスを防ぐことができるのもUTMの特徴です。 ファイルを添付したりメールを送信したりする際に、ウイルスを検知することでウイルスの拡散を防ぎます。
※4 ゲートウェイ:日本語では「玄関」「入り口」の意。通信手段の異なるネットワークを中継する機能を持つ。
UTMのメリット:一台でさまざまなセキュリティ対策が可能
UTMの導入メリットは「さまざまなネットワークセキュリティの課題に一台で対応できる」ということです。 日々巧妙化するネットワーク上の脅威から会社を守るためには、膨大な手間とコストを要します。実際、いくつものセキュリティツールを導入して多層防御を行うとなると、専任の部署や担当者を置かなければなりません。中小企業にとっては、コストやリソースの面からも実現が難しいでしょう。 こうした課題に対して、UTMはオール・イン・ワンで対応可能かつ、高いセキュリティと低コストで応えてくれます。ゲートウェイに設置するだけで、既存のネットワーク構成を変更する必要もありません。また、セキュリティパッチ(※5)やウイルス定義ファイルを自動で更新してくれるため、ダウンロードや更新などの手間も省けます。
では、どのような企業がUTM導入の必要性が高いのかを見ていきましょう。UTMの導入を検討する際の参考にしてください。 〈セキュリティ担当者がいない〉 情報システムの部門がない、社内エンジニアがいないといった「セキュリティ担当者不在」の会社は思いのほか多いのではないでしょうか。こうした企業は、手間をかけずに総合的なセキュリティ対策ができるUTMの必要性が高い企業と言えます。 〈経営規模が小さい〉 経営規模の小さい会社は、セキュリティ対策に大きなコストをかけることも負担になってしまいます。しかしまったくセキュリティ対策を講じないわけにはいきません。そんな企業には、導入コストだけでなく運用コストも抑えられるUTMがおすすめです。 〈顧客情報が多い・知的財産がある〉 多くの顧客情報を取り扱う企業にとって、顧客情報は必ず守らなければならない重要な資産です。UTMのような強固なセキュリティ対策の導入を急ぐ必要があるでしょう。また特許などの知的財産が競争力の源泉になっている企業にも同じことが言えます。 〈すぐにセキュリティ対策を強化したい〉 「すぐにでも何とかしたい」と考えている企業には、UTMの導入が向いています。ウイルスソフトを入れている程度の対策のみで社内ネットワークを運用している企業は、早急に検討することをおすすめします。 中小企業こそUTMの導入が必要 近年の傾向として、サイバー攻撃者はいきなり大企業を狙わず、その取引先である中小企業を狙うケースが増えています。中小企業はセキュリティ対策に十分なコストや人手をかけられないため、セキュリティ対策が大手よりも手薄ではないかとサイバー攻撃者は考えるのです。 その意味では、中小企業こそUTMの導入が必要とも言えます。取引先を持たない企業はありませんから、UTMは中小企業にとってベストなセキュリティツールといっても過言ではないでしょう。 UTM導入のポイント UTMの導入に際しては、以下のような項目を検討しましょう。 ●サポート体制の確かなものを選ぶ 販売元のサポート体制がしっかりしていれば、社内に専門知識がなくても、万が一のことが起きたときでも迅速にトラブルに対処することができます。 ●自社に合ったものを選ぶ 自社に必要な機能がすべて入っているか、自社の規模に応じたコストであるか、などをチェックしたうえで選定することが大切です。 ●使いやすいものを選ぶ 「使いやすさ」や「わかりやすさ」もポイントです。画面に表示される言葉や用語が専門的でわかりづらいUTMはおすすめできません。 ●耐久性のあるものを選ぶ 耐久性があり、障害に強いことも重要です。UTMは一台であらゆるセキュリティ対策を行うため、問題が生じるとすべてのセキュリティが脆弱になってしまう可能性もあります。
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